KMLx2026にて、クロストーク「未来を創造する企業たちの挑戦」を企画・実施しました

2026年6月14日(日)に開催されたKnowledge Manufacturing Leaders X(KMLx)2026(主催:株式会社リバネス)において、株式会社リバネスノームズは、クロストーク「未来を創造する企業たちの挑戦」を企画・実施しました。

KMLxとは、「時空を超えて継代する概念」を生み出す場です。ここでいう「概念」とは、単なるアイデアではありません。その言葉を聞いた瞬間に、人や社会の行動様式が変わるほどの、新しい世界の見方を指します。3年目となる2026年は、7つのセッションが行われました。

本クロストークでは、平岡取締役がモデレーターを務め、「未来を創造する企業たちの挑戦」をテーマに、異なる領域で事業を展開する企業の経営者・事業責任者が登壇しました。各社が直面する転換点と、未来をつくる知識の組み合わせ方について議論しました。

登壇者
 山田 豊久氏(株式会社山田商会ホールディング 代表取締役社長)
 長谷 享治氏(長谷虎紡績株式会社 代表取締役社長)
 木村 真一郎氏(ZACROS株式会社 ライフソリューション事業本部機能性包装事業部長)
 丸 幸弘(株式会社リバネス 代表取締役グループCEO)

モデレーター
 平岡 昭良(株式会社リバネスノームズ 取締役)

企業が直面する「転換点」

セッションの冒頭では、AIの進展、労働力不足、脱プラスチック、自然資本への関心の高まりなど、企業を取り巻く環境変化を背景に、「転換点」がキーワードとして掲げられました。ただ、転換点とは単に外部環境が変わることだけを指すのではありません。自社がこれまで当たり前に行ってきた仕事の価値を、別の言葉で捉え直したときにも、企業は新たな変化の入口に立つことになります。

各社の強みをあらためて捉え直す

ガスインフラ工事を中心に地域を支える株式会社山田商会ホールディングの山田 豊久氏からは、インフラを支える現場の人材確保や、現場に眠る知識・知財をどのように社員の成果や次の事業へつなげるかという課題が共有されました。繊維事業を長年展開してきた長谷虎紡績株式会社の長谷 享治氏からは、国内の紡績設備が大きく減少する中で、70年前の機械を使いこなす職人の微調整や現場の知識が、最先端素材を扱ううえで強みになっていることが語られました。包装・機能性材料などを手がけるZACROS株式会社の木村 真一郎氏からは、プラスチックという素材そのものではなく、お客様の商品を世の中によりよい形で届けることが自社の本質かもしれない、という問いが示されました。

いずれの話にも共通していたのは、企業の強みは、必ずしも特許や明文化された技術だけにあるわけではないということです。現場で積み重ねてきた判断、古い設備を扱うための工夫、顧客の価値を届けるための視点、業界の中で培ってきた信頼。こうした有形無形のアセットは、日々の業務の中では当たり前になっているからこそ、自社だけでは価値として見えにくくなります。

だからこそ、外部の知識や異なる領域の人と出会うことによって、自社の強みは再発見されます。こうした各登壇者の発言を踏まえて、企業・ベンチャー・研究者をつなぎながら知識製造業を推進してきた株式会社リバネスの丸 幸弘からは、知識を組み合わせ、立場を超えて新しい挑戦をつくっていくための視点が示されました。

知識や価値を次の挑戦へつなげる

企業が次の挑戦へ踏み出すためには、これまで積み重ねてきた知識や価値を、組織の中で共有できる判断軸へと結びつけていくことが重要です。その判断軸があるからこそ、既存事業の延長ではない挑戦に踏み出す理由が生まれ、社内外の仲間を巻き込む力が生まれます。

セッションの終盤では、「巻き込まれる」という言葉も印象的に語られました。予定調和の中だけでは、未来を創造する挑戦は生まれません。よく分からないけれど面白そうだと思える出会いに飛び込み、異なる知識や技術を持つ仲間とともに試行錯誤する。その先に、自社だけでは見えなかった新しい価値が生まれていきます。

リバネスノームズは、「組織の規範をつくり、地球貢献型企業の成長を加速する」を掲げ、地球規模の課題解決に向かう企業が、チームとして目線を揃え、共通の判断軸を持つための「規範」づくりを支援しています。

今後も、経営者や社員との対話を通じて、企業の内側にあるまだ言葉になっていない思いや可能性を捉え直し、組織の共通認識として共有できる形にしていくことで、地球貢献型企業の成長と組織変革に伴走してまいります。